スプラトゥーン2試射会を体験しました

 スプラトゥーン2の試射会に参加したので、思ったことをつらつらと書いてみる。

 基本的なゲームシステムはスプラトゥーンで完成されているし、特に変更はされていないので、語る部分は無し。新しいマップではあったけれど、前作と同じように面白かったです。

 意図的なものではあるんだろうけれど、今回の試射会で遊べたマップがどちらもスタンダードで、似通ったものだったのは残念かな。

 

 操作体系の部分は難あり。もともとWiiUに最適化してつくられたゲームなので、それをNintendo Switch向けにしようとすると無理がある。

 特にマップの表示関連。もうちょっと洗練された方がいいと思った。画面が1つになっちゃったから、無理が出てくるのは仕方ないんだろうけど。

 ‪改善して欲しいポイントは以下。

 

  1. やられてからの復帰中にマップを表示していた場合、復帰が完了したことがわかるようにして欲しい
  2. 前作のジャンプボタン(Xボタン)がマップに割り当てられててややこしいので、元に戻して欲しい
  3. 通常の画面でもミニマップか何かで大体の状況がわかるようにして欲しい

 

  改善が難しいであろう順番。

  やられてマップを見ていたら、いつの間にか復帰完了してて、慌てて再開したのが何度かあったので、少なくとも1はやって欲しい。

 右下とかに復帰完了‼︎ みたいな表示を出せば対応できるだろうし、そこまでの手間ではないはず。

 2と3はそのままです。ミニマップとかを入れると画面がごちゃごちゃしそうだけど。

 

 全体的にマップを表示したときに画面が全部ふさがれることの問題が大きい。

 ‪マップの表示を半透明にするとか、マップの表示を画面の1/4だけを使うものにするとか、変更の方法はいくらでもあるとは思う。

 ぶっちゃけマップの表示機能をなくしてしまって、スーパージャンプや復帰のときにだけ自動で表示されるみたいな感じでもいいんじゃないかとは思った。

 これを実際にやると賛否両論が出そうだけど、このままだとマップをどうやって見るかがかなりの勝敗を分けるようになりそう。

 マップを一瞬だけ表示させて状況を適切に判断するテクニックが、勝敗に大きく影響をしそうだからなぁ。

 

 これからどんなブキが出てくるのか、どんなモードがあるのかはわかりませんが、基本的なゲームシステムは前作そのままなので、十分に楽しめる作品になってると思います。

 スペシャルは全部変更になってて、そこの部分で新しいゲーム性を提案できてるし、特に問題は感じられない。

 そうなるとやっぱり問題はマップかなぁ。発売までどれだけ時間があるのかはわからないし、根本的なところでの解決は難しいでしょうが、少しでも改善を目指していただけるとありがたいです。

 ソフトはとりあえず購入する予定なんで、よろしくお願い致します( `・ω・´)ノ ヨロシクー

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドをクリアしたよ

 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドをクリアしました。

 あんまりオープンワールドのゲームはやったことがないのでちゃんとした比較はできないんですが、最初のチュートリアル部分をクリアすれば行きたいところにすべて行ける。オープンワールドの面目躍如みたいな作品でした。

  世界すべてがアスレチックみたいなものだし、祠はたくさんあってパズルも楽しめるし、強い敵も弱い敵もいて、武器を集めたりもできるし、料理も楽しめる。

 時間がいくらあっても足りないんじゃないかというくらいにかなり遊び倒すことができます。

 

 ただ、ストーリー部分は最近の作品にしてはかなり短い。だから、お話を長く楽しみたい人にはつらいかも。

 祠の攻略をどれだけやるかや、謎解きにどれだけ時間が掛かるかにもよりますが、本当にストーリークリアだけを目的にして、上手い人がやればかなり短い時間でクリアも可能だと思う*1

 とはいっても、普通に遊んでいれば行きたいところややりたいことが見つかって、一日で終わるなんてことはないと思いますけど。

 短い分だけ、話は濃密。いろんな想いが詰まっていて、話としての満足感は高い。

 

 やれることはたくさんあるんだが、やりたくないことはやらないこともできる。

 実は私はかなり変則的なプレイをしていて、祠はほとんどクリアしていない。最初の4つと、ある重要アイテムにからむ3つだけ。

 それでも十分に楽しめるし、ストーリーもクリアできる。がんばりゲージが上がることもないですが、だいたいの場所には難なく行ける。いざとなれば料理で上げることができるので問題ない*2。さすがに戦いはそれなりに苦労しますが。

 自分はパズルを解くのがあまり好きではなくて、それが嫌なので祠を無視して進んでたんですが、困ったのはある重要アイテムが入手できないくらいですね。

 あれは料理でどーにかできないみたいだけど、仕様なのかな。バグじゃないかと睨んでたりするんだけど、どこかで改善されるとうれしい。

 他には収集要素もあって、武器や敵キャラの写真を集めないといけないんだけど、それもお金を払えばコンプリートできたりする。

 全体的にストレス要素はできるだけ無視できる仕様になっている印象を受ける。

 

 個人的には塔を踏破してマップを広げていくところと、ラストダンジョンであるハイラル城の探索が面白かった*3

 塔を踏破するのは、祠と違って目的地が目に見えているので、探すストレスがなく、発見して登ることさえできればマップ情報というわかりやすいご褒美が手に入るのがよかった。

 本当、塔を踏破するのが楽しすぎて、すべての塔を制覇したときはこのままリセットして、もう一度最初からやり直そうかマジで迷ったもの。

 その点、祠はそんなに楽しくない。いちおうレーダーはあるんだけど、ポンコツすぎて遠いところで反応したり、逆に近いのに全然反応しなかったりするし。なんなんだろうあれは。

 ハイラル城は最後というだけあって、各所に敵がいて、一気に狙われたら終わりというスリルのなかで攻略していくのが爽快でした。ボスにいい武器を残しておきたいから、あえて敵と戦わずに上を目指したりとか。これがまた楽しいんだ。

 ラスボスも適度に歯応えがあったし、面白かったんだけど、正直なことをいえば、もうちょっとだけこういうダンジョンが欲しかったなぁ。

 ハイラル城以外のダンジョンは謎重視なので、本格的に敵と戦いながら攻略するダンジョンはここだけなのよね。こういうダンジョンが他にもあると嬉しかったかな。

 

 総じて満足度は高いです。それはオープンワールドをどれだけちゃんと丁寧に、ずっと楽しめるようにつくるかを考えられているからだと思います。

 反面、それでストーリー部分が犠牲になってしまって、極端に短くなってしまったってのもあるんでしょうけど、それは取捨選択の結果なんでしょう。

 その代わりといっちゃあなんですが、自由度はめちゃくちゃ高いです。いろんなところに行けて、いろんな試行錯誤ができる。面白い何かを発見すると、それをずーっとやりたくなる楽しさがある。

 大きいコンテンツは少ないけれど、細々とした楽しいことはたくさんある。物語の中に入り込みたいひとには理想の作品かもしれない。

 

 人によって楽しむところ違うだろうけれど、私にとってはやっぱり上の2つですね。スタートからチュートリアルをやって、塔を制覇して、ハイラル城を攻略ってだけで何周もできそう。

 塔をほどんど制覇してから、事情があって最初からやり直すことがあったんですが、同じ作業をしてるはずなのに全然違う攻略の仕方ができて面白かったし、やりがいが半端ない。

 もう100時間以上遊んでいるみたいだけど、倒していない強い敵はたくさんいるので、いくらでも遊ぶことはできそうな予感。どこまでやるかはわかんないですけどね。

 いちおうクリアはしてるので、これまでみたいにのめり込むことはないとは思いますが、次のゲームをやるまではちびちびと楽しんでいきたいと思います。

*1:RTAで1時間以内でクリアみたいな話も出てますが、あれは物語をかなりは省いて攻略しているので、参考にならないと思います。

*2:ちなみにがんばりゲージを上げてない私が、料理を使用してしか行けなかった場所はいままでで一ヶ所だけ

*3:厳密にはネタバレになるんですが、チュートリアルの部分で明かされることと、開発者インタビューなどでも公表されてるので書いてしまいます

Nintendo Switchを買ったよ

 本当に届くかとやきもきしてましたが、無事に発売日当日に届きました。Nintendo Switch

 体験会でも本体を見ていたんですが、実際に触るとこれだけ小さいのに据置機のゼルダが動くのかと新鮮な驚きがある。

 携帯モードで持つとさすがに重く感じますが、テーブルモードで遊ぶこともできるので、そこまで問題はない。

  その他、色が思ってたのと違ったとかもあったんですが、ハード面はすでにいろいろ情報を得ていたので、そこまで驚きはなく。

 ただ、携帯モードには驚くばかり。これで動くかと。TVモードからの切り替えもスムーズで素晴らしい。

 

 Nintendo Switchの目指す方向が見えたのがソフト面。ソフトといってもゲームソフトではなく、パソコンでいうOSの部分。

 起動して最初に表示させる画面は限りなくシンプルで、ゲームを前面に押し出してるのがわかる。

 WiiWiiUにあったゲーム以外のソフトは皆無で、特徴的な内蔵ソフトもなし。ニンテンドーeショップと設定、写真を管理するアルバムがあるばかり。

 数年前から任天堂が力を入れている情報発信に特化したゲームニュースが読める機能を用意してるのは、新しいといえば新しい。

 Miiなどの任天堂文化の押し付けのような部分もほとんどなく、シンプルにゲームを楽しんでくださいという意志が感じられる。

 これだけゲームに特化してるのは好感が持てる。いろいろ選べたとしても、ユーザーが遊ぶのはいまやってるゲームだけ。他のいろいろは要らない。

 

 そんなこんなで発売直後の土日はゼルダで遊び倒しました。いやー、おもしろい。

 開けた世界の何処にでも行き放題。割と癖のあるプレイをしてるんだけど、それをちゃんと受け入れてくれる度量の広さを感じる。

 ゼルダはそんなにやったことはないんですが、しばらくどっぷりはまりそうです。

 

Nintendo Switchは明日発売

 いろいろ書いてきたNintendo Switchが明日発売になります。

 本体を見ることなく書いたので、当たるも八卦当たらぬも八卦な部分が多数ありますが、書いてて楽しかったー。

 考えてみれば、ここまで無責任に他の影響を考えずに書けるのは発売前だけ。発売すれば、売れてるとか、売れてないとかに左右されるし書きづらくもなる。

 売れて欲しいのは正直なところありますけど、どーなりますかね。国内は大丈夫だと思うんですよ。スプラトゥーン2は人気だし、携帯機需要が高いし。問題は海外なんだよなー。

 売れたらこうなるみたいなのはいろいろ書きましたけど、あれもやっぱり売れればの話で、どれくらいみたいな話もあるんだけど、それでも売れないと話にならない。

 売れますかね、どーなんでしょう。

 

 ちなみに私はNintendo Switchが"売れる"とは一回も断言してないはず。ある程度は売れるとは思うけれど、WiiUの惨状を見ると、そんなことは口が裂けてもいえません。ただ売れてほしい。それだけ。

 

 Nintendo Switchでできること、できないことはいろいろあるんでしょうが、ソフト不足を考えると本格的にハードが動き出すのは、早くて年末、現実的にみて来年末以降かな。

 どれだけ本体が売れても、ソフトが出なければ意味がないですから。それだけのソフトが出てくることを祈るばかり。

 

 注文はしているので、無事に届けば明日には遊べるはず。記事を更新するかはわかりません。気が向いたら更新します。それでは。

それでもやっぱりガチャは好きになれない

 任天堂スマホ進出が決まり、その第3弾としてFEヒーローズが出ました。皆さん、プレイしてますかー。

 任天堂としては禁断の一手じゃないかとすら思えるガチャを内蔵。任天堂ファンの私ですら、あんだけ言ってたのにやるんかいと思ってしまいました*1

 まぁ、スマホ展開が発表された時点でいつかはやるんじゃないかと思っていたし、FEの課金はもともと無法地帯に近い印象*2があったのであんまり驚きはしませんでしたけどね。

 ただ、それでもガチャは好きになれないなぁと思ったので、FEヒーローズからそう思った理由をまとめてみます。

 ちなみに私は基本的に課金タイプのスマホゲーム(ソシャゲ)はやりません*3任天堂のも一通りプレイしてますが(ポケモンGOを含む)、長続きはしてません。なので間違っているところがあるかもしれませんが、ご容赦を。

 あと、金銭的なシステム面の是非は省いています。あくまでガチャを導入することでゲームシステムがどう変化するから嫌だという話でまとめています*4

 

1.レベルデザインが機能していない

 FEヒーローズをガチャでプレイしていて、いちばんの問題点はここなのかなぁと思っています。

 ガチャでレアリティの高いキャラを引けばゲームを進めることができるから、育成要素が無意味になっている。どれだけいろいろなマップを用意しても、ガチャでレアリティの高いキャラを引けば攻略可能で話が終わってしまう。

 もちろん三すくみやステータスの問題があるので単純にはいえない部分もあるんですが、そう見えてしまうのはどうしても残念かなと思います。

 ガチャをキャラクターではなく、武器にするとか、方法によってはガチャに左右される比率を下げることもできるんでしょうけど、それでもガチャを採用している限りはどうしてもガチャに左右されてしまう。

 単純なアイテム購入のシステムであれば金額でレベルデザインを設定できて、他の課金システムでもなんとかなりそうなので、やっぱりこれはガチャが生み出す弊害なんだと思う。

 お金を稼がないといけないから仕方ないんだけれど、どう考えてもゲーム性が失われてるように思えて仕方がない。

 

2.常に運営に手綱を握られている気がする

 これはガチャに限らずソシャゲ全般なんでしょうけど、どうしても運営の掌の上で踊ってる感じが否めない。

 一気にゲームを遊ぼうと思ってもスタミナ性で壁があり、キャラクターを集めて遊び尽くすぞと思っても相当な金額の課金をしないといけず、全部遊んだと思っても続きがあってそれはいつ出るかはわからない。

 コンシューマでソフトが発売されたら即座に隅から隅まで遊び尽くすのに慣れている自分からすると、変に焦らされたり、待たされたり、要求されたりするのはストレス。

 もちろんソシャゲとはそういうもんなんだろうし、ゲームによっては随時イベントを追加したり、友だちと対戦できる機能があるようなので変わる部分もある。

 でも、やっぱり向こうの都合でいろいろ動かなきゃいけないのは嫌。こちらの遊びたいように遊びたい。我が儘かもしらんが、性分なんだからしゃーない。

 

3.途中からプレイすると損をした気がする

 ソシャゲをプレイしない、したくない理由はいろいろあるんですが、多くの場合にそれでも手が伸びないいちばんの理由は多分これ。

 期間限定ガチャでキャラクターがゲットできるイベントはソシャゲにありがちだけど、プレイ開始したときに実は前のイベントでなんとかのキャラが入手できたなんてのを知ると一気に損した気分になる。

 レベルが上がってなくて、イベントを攻略できないなんかはガチャを引けやで済むんだけど、終わったイベントはどうにもならん。

 運営としては、そのイベントのタイミングで始めて欲しいし、だからこそ1日でも早くプレイしてほしいんだろうけど、そんな上手いこといくとも限らないしねぇ。

 だからこそ、できるだけ早いタイミングで始めないといけないんだけど、そんなに急かされてやりたかない。

 急いで事前登録で始めても面白いとは限らず、また何かに追い回されるようにプレイするはめに。で、やらなくなると。

 

 我が儘なのも含まれてるけど、こんなとこかなぁ。 結局のとこ、自分としては拘束されるのが嫌なんだろうなぁ。

 課金も別に嫌ではないんだけど*5、そこを加味するとやっぱりコンシューマの方がいろいろコスパがいいような気がする。無料で遊ぶと開き直れば違うんだろうけど。

 そんな感じで、この記事を書き始めたときはちょこちょこやってたFEヒーローズも、もうやってなかったりします*6

 これからもソシャゲは気が向いたら手を出すつもりだけど、続かないんだろうなぁ。ガチャの快感はわからないでもないですが、自分はそれにハマる気はないです。

 とりあえず自分の手元にはPS4があるし、Nintendo Switchも届くはずなので、ゲームはそれで十分かな。

*1:FEヒーローズを出してるのは任天堂じゃなくてインテリジェントシステムズだから(震え声 なんて言い訳も可能だけど、販売を任天堂がやってる以上は言い訳以上でも以下でもないわなー

*2:ifはもともとのコンセプトありきなのでちょっと違うけど、覚醒のDLCは凄まじかった

*3:プレイしたことのある課金タイプのスマホゲームはFFRKとスクールガールストライカーズ。両方とも一ヶ月ちょいとか。ディシディアファイナルファンタジーオペラなんとかをちょこっと。スマホじゃないけど、艦これもちょこっと。それくらい。買いきりのは別に何本かやりました。

*4:記載したことを省いてもガチャという課金システムは好きじゃないです。無料で遊び倒せたり、莫大な額を課金したりとか、そういうのは健全ではないと思うので。自分がプレイするスマホゲームは最初の時点で相応の課金をすることが多いです。

*5:いままでプレイしたソシャゲは大体課金してるが、個人的な感覚では月1000円とか、いっても月3000円とかが限度かなと思う

*6:のろのろ書いてるから書き始めてから、最後に辿り着くまでに17日掛かってる

Nintendo Switchのいちばんの売りは複数人で遊べること

 またNintendo Switchの記事です。blogを立ち上げた理由が任天堂とか、ゲームについて考えていることをまとめる為だったから、仕方ないね。

 

 性能真っ向勝負の他のハードと違って、最近の任天堂のハードはいろんな機能がついていて、そこで他と差別化している。

 DSだと2画面やすれ違い通信WiiだとWiiリモコン3DSは3D、WiiUはGamePad。その中でもハードが売れる鍵になった機能もあるし、あまり使われなかった機能もある。

 ただ、やはりそういう機能を生かしたソフトの人気によりハードが売れるきっかけができることは多い。2画面の脳トレすれ違い通信のDQIX、センサーを利用したWii SportsPSPのモンハンなんかもこれに入るかもしれない。

 

 では、Nintendo Switchで鍵になる機能はどれか、HD振動やモーションIRカメラとか、いろいろ詰まっているJoy-conは確かにすごい。

 ただ、Nintendo Switchの鍵になるのはJoy-conが2つ付いている携帯機であることだと思う。

 何を言ってるんだ。そんなのは当たり前だろう。驚くべきところでもなんでもないと思われるかもしれないけど、これまでと比較すればわかる。

 

 これまでの据置機だと複数人で遊ぶためには人数分のコントローラーが必要だった。2人なら2個、3人なら3個、4人なら4個、、、とかとか。

 コントローラーも高くて、最近のだと5000円オーバーは普通。この値段だと複数のコントローラーを家に揃えるのは難しい。

 事前に他の家から持ってきてもらう手もあるけれど、どーしたってハードルは高い。

 

 Nintendo SwitchだとJoy-conは2つ付いているから、2人では常に遊べる。

 では、3人以上の人数で遊びたいときはどうするか。集まった他の人のNintendo Switchを使えばいい。Joy-conは2つあるから用意できたNintendo Switchの倍の数のコントローラーがすぐに用意できる。2台なら4個、3台なら6個、4台なら8個といった具合。

 据置機だとコントローラーだけを持ってこなければならずに不便だが、Nintendo Switchは携帯機でもあるから持ち歩いている可能性が高く不便はない。

 

 これによりいままで高かったパーティゲームのハードルがぐんと下がることになる。極端な話、ある程度ゲームが好きな人の集まりであれば、集まった段階ですぐに8人対戦のゲームが可能になる。

 この違いは大きい。もちろん人数を集めるという最大の課題は残り続けるが、何かのきっかけで人数を集めることができれば、すぐにゲームを開始することができるのだ。

 なおかつNintendo Switchはテーブルモードでも遊べるから、場所も選ばない。いつでもどこでも気が向いたときに多人数で遊べる。

 

 すでに携帯機で似たような現象は起こっているという人もいるかもしれない。確かに携帯機を持っている人が集まれば似たような状況を再現することは容易だ。

 ただ、携帯機は全員分のハードを準備しないといけないという最大の欠点がある。

 Nintendo Switchならハードを持っていないゲームにあまり興味がない人でもすぐにゲームに参加することができる。なぜなら他の人のJoy-conをおすそわけしてもらえばいいからだ。

 

 多人数でゲームができるとだけ書くとこれまでと何ら変わらなく感じるが、ここまで書くとどれだけ革新的かがわかるんじゃないだろうか。

 Joy-conが2つ付いていることで、回りを巻き込み、TVゲームを遊んだことのない人にゲームを遊んでもらう。その人がゲームをプレイするようになれば、ゲーム人口の拡大に繋がる。

 こう考えると、任天堂がずっと考えてきたゲーム人口の拡大という思想をハードに結実させたのがNintendo Switchと捉えることができるかもしれない。

 

 この流れでNintendo Switchを見ると、そういう大人数で遊べるソフトが意外と出てきていないのが残念にも思える。ロンチのスーパーボンバーマンRマリオカート8デラックスくらいか。

 もちろん任天堂は大人数向けゲームを準備しているだろうけれど、サードパーティがここの売りに気付いていれば、サードパーティのソフトから人気が出てくる可能性もある。

 未来なんて何がどうなるかはわからないけれど、まったく捻りがなくて、これまでの資産も活用できる大人数向けゲームはNintendo Switchの意外なヒット作品として出てくるかもしれない。

Nintendo Switchは買うべきか

 ネットでNintendo Switchは買うべきかなんて文面が並んでいるのをときどき見るけれど、別に買いたければ買えばいいし、必要ないなら買わなければいいんじゃないの。

 そりゃ、任天堂ファンの自分からすれば買って欲しいし、買って損はないとは思うけれど、WiiUスプラトゥーンだけしか遊べなかった人がたくさんいることは知っている*1ので、無理強いするのは難しい。

 本来、ゲームハードは欲しいソフトが出たときに買うもので、やりたいソフトがないのに買うべきじゃない。

 

 ただ、どーーーしてもスプラトゥーン2をプレイしたい人だけは別。スプラトゥーン2発売前後は品薄になる可能性があるから、先に入手するのも手。

 試射会があるらしいんで、それを見てプレイしたいと思ったら本体を確保するくらいでいいんじゃないですかね。試射会も参加したいから買うなんてのはリスキーだと思うけれど。

 

 Nintendo Switchの人気が出るかはわからんし、全世界でWiiくらいに売れるとかPS4を越えるなんてことはあり得ない。Wiiは化け物だし、PS4はいろんな条件が揃った結果なので。

 ただ、日本国内に限定して、それなりに本体が売れて、それなりにサードパーティのソフトが出る状況になる可能性はあるかと聞かれれば、その可能性は高いんじゃないかと思う。その理由は別記事で書いた通り。

 

 個人的にはいま欲しいソフトがないのであれば、来年まで待つくらいでちょうどいいんじゃないかと思う。

 来年にはモンハンやどうぶつの森も出るだろうし、他のサードパーティもちょこちょことPS4とマルチでソフトを出すことが多くなってくるだろう。

 Vita、3DSが収束していく中では、間違いなくNintendo Switchは国内の受け皿になるだろうし、中長期的に深刻なソフト不足に陥ることはないと思う。

 それこそ一年目で大幅にコケて機能不全になったり、サードパーティが軒並みコンシューマから撤退するようなことがなければ。

 

 ということで、Nintendo Switchは買うべきかと言われれば、ゲームが好きなら買って損はしないと思うよという感じでしょうか。

 いやまぁ、でも本音の本音では買って欲しい。ゼルダにしても、マリオにしても、スプラトゥーン2にしても絶対に楽しいから。他にも楽しいソフトが続々出るからね。それを楽しまないのはもったいない。

 でもまぁ、それは買ってもらえる体制が揃うまでは強くは言えないよね。欲しいソフトが揃ってきたら買ってください。そのときはNintendo Switchをお互いに楽しみましょう!!!

*1:WiiUにはおもしろいソフトはたくさんあるんだけどね。スーパーマリオ3Dワールドとか、ピクミン3とか、幻影遺聞録#FEとか。ただ、これは新作ソフトがあまり出なかったという不満なんだろうなぁ。