Nintendo Switch の発表会を観た感想

 Nintendo Switchの発表からもう半月以上も経ってはいますが、感想です。blogを立ち上げたのが最近だから仕方ないね。

 

 任天堂のハードはいろんなものが求められ、いろんな批判にさらされます。

 Wiiのような新しい遊びを搭載しないといけない。スペックは他と同じくらいじゃないといけない。サードパーティからたくさんソフトが出ないといけない。大人から子どもまで遊べないといけない。子どもが安心して遊べないといけない。だからといってゲーマーを無視してはいけない。世界中で売れるハードでないといけない。日本でも売れるハードでないといけない。などなどなどなど。

 任天堂の自縄自縛のところもあるのだが、すべての要望を満たそうとした答えがNintendo Switchなのだと思う。

 

  だからDSからWiiUに至るまでの4つのハードに共通していた新しい遊びの提案という面は鳴りを潜めて、どちらかというとGameCubeに近い印象すら受ける。

 といっても、GameCubeの現役当時はゲームには全然興味はなかったので、どういう思想でつくられたのかは詳しくは知らないんですが(なぜかハードは持ってた)。

 

 初公開映像の段階では新しい遊びの部分はばっさり削ったのかなと思っていたので、若干心配もしていたんだけれど、無事新しい遊びの部分もあると知って、安心するやら、余計に心配になるやら。

 良くも悪くも一筋縄でいかないハードだなぁと思う。1-2-Switchなんかも"一緒に遊ぶ相手がいれば"かなり面白そうだし、もしかしたらヒットするかもしれない。

 私はソロ専門だから関係ないけどなー。

 

 Nintendo SwitchはWiiUの数々の欠点を反省した上でつくられたハードだという印象も受けた。

 WiiUは矛盾したハードだった → 携帯機として遊べるレベルで持ち歩きに特化

 多人数向けソフトを推進 → 一年目はソロで遊べるゲーマー向けソフトを連発

 サードパーティが集まらない → 他のハードに性能を近づけると共に、移植をしやすい環境を作成

  あとはWiiWiiUとの連携をばっさりと切ったりとかね。下位互換はPS4がばっさり切って成功してるし、下手に下位互換をつけてややこしくなるよりかは無くして正解。

 サードパーティが実際に集まるかどうかは相手のあることなのでわからないけど、少なくとも任天堂サードパーティの方を向いている姿勢が見れたのは変化だろう。

 サードパーティの皆様、他のハードにマルチでソフトを発売する際には、できればNintendo Switchも選択肢の一つに入れていただければありがたく思います。何卒何卒。 m(_ _)m

 

 Nintendo Switchの機能はすべてPS4(と周辺機器)で楽しめるなんて話もあるみたいだけど、PS4で新しい遊び*1を前面に出したソフトは出ないでしょう。

 ロンチを除いていままで出てないし、PSユーザーも求めていない。サードパーティはつくる理由も義理もない。SONY本体はそういうソフトをつくる暇があるなら、PSVRに注力するだろうし。

 

 これからNintendo Switchはどうなるのか。売れるかどうかは神のみぞ知ることなので、あまり興味がないといえばそうなんだけれど、黒字にはなってもらわないと困る。

 値段はお高いけど、本体販売は逆ザヤになってないみたいなので、WiiUみたいにはならないと思いたい。

  少なくとも一年目はWiiUよりは売れるだろうし、一年目にあれだけのソフトを出してダメであれば、まともなやり方ではもう対抗する手段はないだろう。

 勝った負けたには興味はないけれど、任天堂のゲームを遊び続けたいので、どうにか未来に続く結果が出ればいいなぁと思ったりする。

*1:ここではWiiリモコンや、PS MoveKinectなどの入力装置を新しくした遊びのことを指してます。文脈上、そういう表現を使っただけで、他のものが新しくないという意味ではなく、一般的な表現として使ったわけでもないです。悪しからず。