PlayStation LineUp Tourがおもしろかったので、ちょっと感想を書いてみる

 PlayStation LineUp TourはSONYの発表会ではあるのだけど、東京で開催されている国内向けのイベント。TGS前に関連ソフトを紹介するとか、そんな感じなのかな。

 ぼんやりとメディアの実況を追っていて、割と気になるものが多かったので感想を書いてみる。

 

 Cygamesが新作を発表。確か、グランブルーファンタジーも据置機で発売を予定してたはずだし、スマホだけではなく、コンシューマへも向かっていくつもりなのかなぁ。

 AbemaTVとかもそうだけど、サイバーエージェント関連の動きは誰もやって来なかったけれど、意外と王道の動きが多くて面白い。新しいメディアで成功すると、古いメディアはオワコンとかいって無視する人が多いけど、サイバーエージェントはそうじゃないから。変に新しさを狙わず、愚直に経験値を得られる方向へ舵を切れるのは偉いと思う。

 ただ、それとゲームの面白さは別。スマホゲームとコンシューマも違うしね。映像に関してはPS4レベルを達成しているようにも見えるけど、あくまでPVだから実機でどこまで出来るかわからん。果たしてどこまで出来るか、楽しみに待ちましょう。

 

 ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル リマスターが発表。まさかこのタイトルが復活するとは思わなかった。

 といっても、当時はゲームをあまりやっていなかったし、ソロプレイで遊べるゲームじゃない印象があったので遊んだこともなく、内容も知らないのだけども(すいません)。ただ、twitterのトレンドのトップに略称であるFFCCが来ていたので、人気のあるタイトルではあるのだろう。

 GCの頃はスクエニが割とマニアックなGCの使い方をしていて、このソフトはGCGBAを連携させて遊ぶソフトだった。つまりハードが複数必要であり、一緒に遊ぶ仲間も必要だった。そう考えれば、オンラインが普及した現在に復活させるのは英断なのだろう。遊ぶハードルは格段に下がるわけだし。

 問題はそもそもそこまで売れてなかった作品をリマスターして売れるのかってとこだけど、勝算がなければやらんだろうし、何かあるんだろうなぁ。

 Nintendo Switchで出るのかも気になるところだけどどーなんだろと思って確認したら、Nintendo Switchでも出るらしい。ありがとうありがとう。

 

 荒野行動がPS4に。PUBGがXbox one専用になっているうちに、荒野行動がPS4に来ちゃったよ。

 著作権的なあれこれはともかく、荒野行動はPUBGより明らかに動きが早くて、スマホ市場ではPUBGよりも認知度がある気すらする。宣伝もたくさんやってるしなぁ。遅かれ早かれNintendo Switchにも来るかもしれない。

 ただ、荒野行動のアキレス腱は著作権で、PUBG側に訴えられたままだったはずなんで、その辺がどうなるかは微妙。Fortniteは訴えを取り下げられてたけどね。

 荒野行動をやるかは微妙かなぁ。まんますぎるんで、出来ればPUBGを待ちたいところ。著作権関連の蹴りがつけば、カメラ操作が反転できる方を優先して遊びます。Fortniteは反転できないから遊べないんだよなぁ。残念至極。

 

  「GHOST OF TSUSHIMA」と「DEATH STRANDING」の新規映像が。どちらも気になるが、自分の腕前でまともに遊べるのかが最大の問題。あとに紹介された「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」も気になる。

 神谷英樹さんのゲームを大神でようやくクリア出来た*1んで、出来れば次は小島秀夫さんのゲームを遊んでみたいと思ってるんだが、入門にどうなんだろうなぁ。

 小島秀夫さんはSONYファンの方々が任天堂をdisるときに名前を出すことが多く、変な印象がついてしまってるので、どこかで払拭したい。もうちょっと様子見。

 

 名越さんが登壇し「JUDGE EYES 死神の遺言」を発表。龍が如くスタジオの新作。間違いなく国内向けの今回の目玉。

 龍が如くシリーズ以外の新作はバイナリードメイン以来のはず。海外市場の開拓を狙っていたバイナリードメインと違って、今作は明らかに国内市場が狙いっぽい。だって、主人公が木村拓哉さんですから。

 映像を見る限りは、龍が如くの資産を存分に活かしてつくられた作品の印象。アドベンチャーの部分に関しては期待していいと思う。

 ただ、問題は物語で、龍が如くは任侠モノの勢いでぶっちぎることが出来たけど、ミステリと法律を扱うとそうはいかない。どうしてもロジカルな部分が必要になるわけだけど、龍が如くにそういうイメージはあんまりないんだよなぁ。どこぞのミステリ作家が脚本協力するならともかく、大丈夫なんだろうか。

 名越さんが仰っている感じからするとバトルはなさそうだけど、それで何処まで面白くなるのか。龍が如くみたいにギャグたっぷり、コミカルにも楽しめるとはいかないだろうし。いろいろ不安なんですが、続報に期待。

 

 そんなところかな。最初はtwitterの実況を覗いていただけだったんですが、興味がある作品がたくさん出てきて面白かった。

 今回の発表会が国内向けでありながらも、海外でも戦える作品が多数出てきたことと、続編ではない新規タイトルが多かったのが理由かなぁ。海外向けでも気になるのが多かったのもありそう。

 

 そいや最近PS4で出た「Marvel’s Spider-Man」が面白そうで気になってる。

 E3とかの映像では、どうせ超絶難しいんでしょ???と見ないフリをしていたのだけど、どうやらそこまで難しくないらしく、自分でも遊べそう。都市での縦の移動をどうやって楽しめるかは興味がある。詳しいことはわからないけど、タイミングがあえば買ってみるかもしれない。

 普段は任天堂ハードのソフトを多く遊んでる身だけど、PS4でも面白そうなソフトがいろいろ出てきてうれしい。洋ゲーに手を出すのはまだまだハードルが高いけど、遊びたいソフトが増えればいいなぁ。

 

追記:「JUDGE EYES 死神の遺言」ですが、メディアの続報やその後に公開された映像を見る限り、バトルは普通にあるみたいです。

 トレーラーを見る限りではシステム的には完全に龍が如くを踏襲した上で、物語と登場人物だけを変えた作品になりそう。舞台も神室町だし。こうなると本当に物語だけが不安だ。いいものができればいいけれど。

 とりあえず発表で出たものとは別の、ゲームのシステムを紹介したトレーラーを見る限りではすごくおもしろそうでした。

 発売直後に買いたいくらいではあるんだが、ペルソナQ2とスマブラSPがあるんで、早くて年明けとかかな。楽しみ。

 

 発表会の翌日になって、ラストレムナントやテイルズなど、いくつかのリマスター版が発表されました。

 ハードの切替直後ならともかく、このタイミングでリマスター版がたくさん出てくるのはどういうことなんだろ。

 下位互換がないので名作を出し直しと捉えるのは楽だけど、それだけ出せる作品がないのかなぁ。スマホで忙しいのはわかるけど、コンシューマにもソフトを供給して欲しいもんです。

 

  PlayStation LineUp Tourを観てなおしてて思ったけど、この内容でやるならNintendo Directみたいに映像配信でよかったんじゃないかなぁと思った。

 ゲームの開発者が続々と出てきたり、E3みたいにイベントと連動していて現地でやることに意味があるならともかく、わざわざメディアを呼んで、お金を掛けてやることでもないでしょう。

 あれで得したのって、唯一現地に登場した名越さんとメディア関係者だけじゃないだろうか。ああいう形でメディア関係者を喜ばせるなら、ユーザーファーストでやるべきじゃないかなぁ。

 任天堂と違って儲かってんだろうし、無駄金を使う余裕もあるんだろうけど、それならもっとユーザー得するような何かに使って欲しいなぁとは思った。

*1:神谷英樹さんのゲームは大神にたどり着くまでに、ベヨネッタTHE WONDERFUL 101で挫折をしてたりする。大神は絶品だった。