マリオ+ラビッツ キングダムバトルをクリアー。
任天堂のマリオとUbisoftのラビッツがコラボしたSRPG。
おそらくNintendo Switchの発売に際して作品不足を危惧していた任天堂がUbisoftと交渉し、マリオを貸し出すことで出ることになった作品じゃないかと妄想してみる。
内容はよくあるSRPGなのだけど、メインの武器が銃であることと、味方が3人縛りであることが特徴。あくまでマリオでラビッツなので、FEのような重厚な物語は無し。
SRPGとしてよく出来ているし、軽く楽しめるのでSRPGなんて難しい、マリオだからやってみようという人でも大丈夫。
ただ、逆にいえばリセマラ上等でSRPGをクリアするような人からすれば、明らかに物足りない作品であるとも思う。
キャラクターのコラボ作品だと、どちらかが前面に出ているものだけれど、この作品ではラビッツが前に出ている印象。マリオの世界をベースにラビッツたちが暴れまわる。
ラビッツは小憎らしくて不細工だけど可愛くて、欧米で人気が出そうなキャラクターだなぁと思った。
ミニオンは日本でも人気らしいし、ラビッツも上手く展開すれば人気が出るんじゃなかろうか。
作品内容に不満はないのだけど、ボリューム不足はいかんともし難い。難易度が低めになってるのも仕方ないとは思うのだが、そこを調整する何かが欲しかったとも思う。
シンプルなSRPGはどうしてもパズルに近くなってしまう。とすると、クリアのコツを掴んでしまえばサクサク解けて、試行錯誤がなくなってしまう。
その辺はDLCなのかなぁと思わないでもないけど、フルプライスの作品なんでDLCに頼るのは甘えでしょう。せめて分量は増やすべきだった。
基本の遊びはおもしろいし、さっくり遊ぶ分には十分に楽しめると思います。ただSRPGとして、戦略や育成を腰を据えて楽しみたい人には物足りなそう。
システム面などはよく出来てて、すごく楽しめるだけに、ボリュームの面での物足りなさが気になってしまった。
ボリューム不足を気にしなかったり、SRPGをあまりやらない人なら十分に楽しめると思うので、そういう方は是非。