竜とそばかすの姫を見たよ

 竜とそばかすの姫を見てきた。これまで色んな作品で物議と批判を醸してきた細田守監督の新作。感想は書きづらそうだなぁと思いながら観に行ってきました。

 

 これまで細田守監督が描いてきた家族関係のテーマは鳴りを潜め(なくなった訳ではない)、細田守監督の才能を全面に出した映像と、歌姫 中村佳穂、稀代の音楽家 常田大希の音楽の力で、エンタメに全力で振り切った作品を作り出した。

 古くはデジモン、そしてサマーウォーズのOZの延長線上にあるUの映像美は言うまでもないのだけど、 そこに中村佳穂さんの歌が乗ることによって圧倒的なパワー持った作品が生み出されている。

 

 監督の知名度と比較して、竜とそばかすの姫の話題になってなさはびっくりするくらいなんだけど、その理由は脚本が稚拙だからだと思う。

 ちゃんとまとまってはいるし、美女と野獣をモチーフのひとつとした物語は悪くないけれど、特筆して書くべき程でもない。

 作品を貫くテーマはあるし、書きたいこともわかるんだけど、それが全面に出ている訳ではないから主題にはなりにくい。

 

 そうなってくると感想は書きづらい。映像や音楽は物語に比べて言葉を連ねにくいし、どうしてもすごいとか、美しいとか形容詞だけに収まりがちになる。

 さらに細田守監督作品はいろいろ物議を醸してきた。それは細田守監督自身の問題ではあるのだけども、その新作を諸手を上げて褒めにくい状況を生んでいることは事実だろう。

 

 竜とそばかすの姫が映像と音楽が魅力ならばMVでいいのではないかと思うかもしれないけれど、それは違う。

 Uの世界があり、物語があるからこそ映像と音楽が引き立つのであり、やはり物語がある映画でしか出せない作品であるのは間違いない。

 アニメにおいてこれ程までに映像と音楽の力を感じさせる作品は他にないだろうし。それだけでもこの作品は観に行くべきだと思う。

 

 おそらく、というか間違いなく竜とそばかすの姫で細田守監督が描きたかったテーマはあったのだろう。

 ただ、そのテーマは扱われてはいるが、前面に出てはいない。なるほど、本当はそのテーマを扱いたかったんだなとわかる程度。

 テーマ性を後ろに置いてエンタメに徹することについては賛否両論がありそうだけど、語りたいテーマを後ろに置いてエンタメに徹したからこそ、ここまで素晴らしい作品が出来た。

 

 おそらく映画の公開時には(過去の作品と比較して)そこまでヒットしない。ただ、再来年くらいの金曜ロードショーでの放送時には話題になる可能性はある。

 これまでの家族の描き方から細田守監督作品を見なくなった人は一定数いると思うが、この作品は観て損はない作品だと思う。

 ただ、次回作でまた家族を描く可能性は高いので、観るのはこの作品だけになるかもしれないけれど。

 

ペルソナシリーズが25周年らしいので期待と不安を書いてみたよ

 ペルソナシリーズが25周年で特設サイトを公開*1

 7つの「?」ボックスを公開し、今年の9月から来年秋までの間にゲームも含めた色んな企画を発表していくらしい。

 25周年はめでたいけど、7つの企画って何だろう。ペルソナシリーズライブは間違いなくあるだろう。アニバーサリーCDとかの企画も出てきそう。20周年のときにもやった展覧会の企画もありそう。

 ゲーム関連だとリズムゲーはすでに出したから、ペルソナ4Uの流れを汲むペルソナ5の格ゲー新作はありそう。ペルソナ5SのPS5対応の追加版も出てきそうではある。ペルソナQ新作はさすがに3DS以外での展開は難しいだろうからないかな。

 ペルソナ4GのPS4への移植はして欲しい。ペルソナ4GはSTEAMですでに販売してんだから出来ない訳はない。Nintendo Switchでも出してくれるとうれしいけど、PS4だけでも何卒。

 

 ペルソナ3は移植もいいけれど、リメイクが出てくると予想してみる。

 橋野桂さんたちのペルソナ3から5の主要スタッフがProject Re Fantasyの製作に移ったことから、ペルソナ6の開発は新しいスタッフで行うことになる可能性が高い。

 新しいスタッフで完全新作を製作するのは割と博打だから、ペルソナ3のリメイクさせて開発経験を積ませてペルソナ6に備えるなんてのはありそうな展開ではないだろうか。

 

 ペルソナ3ポータブルが発売されたのは12年前、オリジナルに至っては15年前。いずれも2世代3世代前のハードで年々遊ぶハードルが上がっている。

 ペルソナ3の物語はそんなに古びてないだろうし、システムをペルソナ5仕立てにすれば、遊びやすくもなるはず。

 原作を遊んだ人、ペルソナ5にハマったけどペルソナ3はやったことない人共に需要はかなりあるのは間違いない。

 リメイクを出せばペルソナ3のIP再活性化にも繋がるから、アトラスとしてもメリットが大きい。悪い話じゃないと思うんだけど、やってくれないかなぁ。

 

 なんだかんだいっていちばん待ち望まれているのはペルソナ6の発表だろう。

 ペルソナ5の発売が2016年なので、すでに発売から5年。ペルソナ4からペルソナ5までの期間が8年なのでそろそろ情報解禁があってもおかしくない。

 ペルソナ3リメイクも発売するのであれば、ペルソナなど共通に出来る部分も多いだろう。

 真・女神転生と同じく来年あたりにペルソナ3リメイクの発売をやって、2、3年後にペルソナ6の展開もあり得るかも。

 

 ただ、冷や水をぶっかける形になっちゃうけど、ペルソナ6はあんまり期待を高くしない方がいいんじゃないかなとも思ったりもする。

 すでに書いたけれど、ペルソナ3から5の主要スタッフがProject Re Fantasyの製作に移っているので、仮に新作があったとしても多かれ少なかれ違う作品になってる可能性が高い。

 キャラデザの副島さんと音楽の目黒さんもProject Re Fantasyに携わることが発表されていることを考えると、キャラデザと音楽がまったく違う新作がペルソナ6として発表される可能性もある。

 そうなったときにファンの期待と全然違う作品がペルソナ6として出てきて謂れなき批判を受けるなんて光景を見るのは嫌だなぁと思ったりする。

 

 もちろんアトラス内の別のチームがペルソナ6をつくっても面白い作品は出来るだろうし、明らかにペルソナを意識して別チームが製作した幻影異聞録#FEも傑作だった。

 アトラスの作品は多く遊んでいるけれどほとんどの作品は傑作だと断言できるし、品質に関しては心配する必要はないと思う。

 それでもファンが期待しているのはペルソナ3から5の流れを汲む新作のはずで、期待と違うものが出てきたときに批判的になり、性質の悪いサイトがそれに乗っかって批判して、作品の事前評価が不当に下がらないかが心配。

 実はProject Re Fantasyがペルソナ6でしたーとか*2、キャラデザの副島さんと音楽の目黒さんはペルソナ6でも当然続投ですよ‼︎となって、結果的に馬鹿な心配してたなwとなる可能性もゼロではない。

 心配が完全に杞憂になるといいんだけど、まったく新しい作品がシリーズ新作として出てきた際の反応は予想がつかないところがあるから心配ではある。

 

 ペルソナ3リメイクが出るか、ペルソナ6が出るか、Project Re Fantasyが出るかはわからないけれど、今年9月から来年に掛けて、ペルソナ関連で何かの新作は出てきそう。

 そうなってくると問題はPS5をいつ頃購入するかだなぁ。流石に来年にペルソナ6が発売されるなんてことはないと思うし、来年に出たとしてもPS4とマルチな気がするけれども、遅くとも再来年までの購入を検討せねばならんだろう。

 いろいろ心配ごとも書いたけれど、何事もなく平穏無事に新作の発表されて、 ファンが普通に大喜びし、アトラスクォリティの安定した傑作が出てくることを望む。いろいろ話題になるのも楽しいけれど、ポジティブなのを観たいですよ。

 アトラスのゲームがおもしろいのは言うまでもないので、新作が出たら積極的に買っていきたい。ペルソナとメガテン以外の新作もお待ちしております。

*1:https://p-ch.jp/p25th/

*2:橋本桂さんが 製作する新しいファンタジーRPGは、ペルソナ6とは別に観たい気持ちがあるので、Project Re Fantasyがペルソナ6なら少し残念ではある。

漁港の肉子ちゃんを見たよ

 明石家さんまさんプロデュースの漁港の肉子ちゃんを観ました。原作は未読。

 明石家さんまさんプロデュースということで、ネットでは事前にいろいろ言われているのも観ましたが、独特の色が出た佳作でした。

 

 漁港の肉子ちゃんを制作したのは圧倒的な映像美で評価されるstudio4℃。観に行きませんでしたが、場外でいろいろ問題があったえんとつ町のプペルの同じ布陣。

 studio4℃は制作会社の知識のあるアニオタであれば、映像に絶対の信頼を置いているくらいに、圧倒的な映像美が評価される会社である。吉本製作とのことで不安な部分も多々あるが、映像的には間違いない作品が観れるだろう。

 と思いながら観に行ったのですが、studio4℃の圧倒的な映像は発揮されず。キャラデザは不安定で、『海獣の子供』で魅せた映像の素晴らしさ、studio4℃の凄さは何処へやら。

 ただ、世界観と物語は素晴らしく、10年後、20年後にこの作品がアニメでいちばん好きな人がいたとしても納得できるし、まさしくstudio4℃とさんまさんが組んだからこそ出来た唯一無二の作品でした。

 

 いやはやこんな作品が見れるとは思わなかった。漁港の肉子ちゃんは間違いなくさんまさんが参加した意義のある作品だし、吉本が参加してなければ、もっと違うテイストの作品になっていたと思う。

 この作品が描いているのは生の肯定。先程唯一無二の作品と書いたけれど、実のところ、似たようなテーマを扱った作品は実写ではたくさんある。

 だから、単純な物語だけでいえば新しさは何もない。映画に詳しい人であれば、似た作品をすぐにいくつか並べられるだろう。

 この作品がそれらの実写作品と違うのは、生の肯定が強く出ていて、悲壮感が少ないこと。こういうテーマを扱った実写作品だと、どうしても肉子ちゃんの過去から悲壮感が強く出すぎる。

 そこを肉子ちゃんのコミカルさを前面に出すことで悲壮感を中和することに成功している。これはもちろん原作の力もあるだろうし、アニメの力もあるだろうけれど、話のテンポなどを見るにさんまさんの力も大きいのではないか。

 

 あと、肉子ちゃんの娘を中高生ではなく、小学生にしたのもテーマを描くのに上手く作用している。

 こういう作品では肉子ちゃんの"女"の部分を出す為に娘を中高生にして、思春期から来る性への嫌悪を描くことが多い。

 娘を小学生にしたことで性の部分が表に出づらくなり、この作品で描きたいテーマを直球で描けるようになっていると思う。

 この辺りは原作の設定によるものなのだろうけど、映画の短い時間でテーマを描く中では地味に効果的に働いているのではないか。

 

 この作品に対する感想で、さんまさんがあんまり関わってないからよかったというものと、さんまさんの色がここまで出ている映画だと思わなかったという両極の感想が散見されるが、オタクの警戒感の強さとさんまさんのイメージから来るものだと思う。

 さんまさんがあんまり関わってないように見える人は、無理矢理ギャグを入れたり、無意味に芸能人が出たりなど、出しゃばりの部分が出てくることを懸念していたのだろうが、そんな部分はほとんどない。あっても気にならないか、効果的な使い方をされている*1

 その反面、"生きてるだけでまるもうけ"のようなさんまさんの思想や、笑いで培われたテクニックやテンポが表現されているから、思ったよりもさんまさんの色が出ているとの感想も出てくる。この辺は明石家さんまという芸人をどう捉えているかによって、意見が変わっただけだと思う。

 

 漁港の肉子ちゃんは明石家さんまプロデュース、吉本製作であることから観ない人が割と多そうな作品だけど、いい意味で期待を裏切る作品になってると思う。

 絶対に観に行くべき、これ以上は無いなんていう作品ではないけれど、この作品がいちばん好きという人は一定数いる作品であるのも間違いない作品だと思う。

 必ずしもアニオタが好きな作品ではないし、多くの人にビシッとハマる作品でもない。ただ、観た後にいい作品を観たなぁと思う人がたくさんいる作品だと思う。

 いろいろな条件から積極的に観に行きづらい作品だとは思いますが、気になった方は是非。

 

 

*1:スタッフロールを見ればわかるとおり、さんまさんと親しい芸人が大勢声優として参加しているが、そのすべてが一瞬だけの端役であり、人ですらない場合がほとんど。

Nintendo Switch(有機ELモデル)が発表されたよ

 Nintendo Switch(有機ELモデル)が発表されました。

 新型ではなく新モデル。携帯モードの画面が綺麗で、大きくなったのがいちばんの変更点っぽい。

 携帯モードを使用する人には待望の新型かもしれないけど、TVモードメインで遊んでる自分には関係ないかなぁ。有線LANポート追加とかもあるけど、あんまり関係ない。

 

 後出しじゃんけんにはなるけど、PS4 Proみたいな新型が出ないのは予想通りではあった。

 他の次世代機が半導体の入手に苦労して、Nintendo Switchがそこまで不調になってない現状で、半導体獲得競争に参戦してまでわざわざ新型を出す理由はない。

 有線LANポートの追加などを見てると、新型追加を検討してたのは事実だろうけど、頓挫して出たのがこれじゃないか。

 

 そうなると気になるのはこれから新型が出てくるかだけど、微妙かなぁ。

 Nintendo Switchも今年で4年目。すでに折り返しに来ていることを考えると、ここから新型を出してもすぐに次世代機が待ち構えている可能性が高い。

 そんな状況で新型を出しても買った人を損した気持ちにするだけだし、出さないんじゃないか。

 逆にいえば、買った人が損したと思わないような新型なら出るかもしれない。例えば機能を削減した廉価版とかとか。

 仮にPS4 Proみたいな新型Nintendo Switchが今後出るなら、任天堂の次世代機はかなり先であるとも思う*1

 次世代機がそんなに先に出るかと考えると、これから新型はやっぱり出ないんじゃないかなぁ。

 

 今回のNintendo Switch(有機ELモデル)が、もともと新型を出すつもりだったのが挫折して出たものだと仮定すると次世代機の発売時期は予想できそう。

 過去の新型発売の例から考えると、ハードの新型を発売するのは次世代機発売までの中間の時期にテコ入れで出すことが多い。 

 Nintendo Switchの発売から今年(2021年)で4年。今年が中間と考えると、さらにその4年後の2025年に任天堂の次世代機が発売されそう。

 過去のハードの発売サイクルから考えると少し遅いような気もするけど、Nintendo Switchが絶好調な状況で次世代機を急いで出す意味はないから、本当にこのくらいで発売されるかもなぁ。

 

 前から言ってることではあるけど、新型とか、新モデルとかどーでもいいから壊れにくいjoy-conを早いとこ出して欲しい。

 むしろjoy-conの為だけに新型が出て欲しいと思うくらい、Nintendo Switchjoy-conは壊れやすすぎるんだよ。

 自分は現在壊れにくいサードパーティゲームパッドを使ってるから全然問題ないけど、joy-conが壊れて複数回買い換えたなんて人もかなりいるんじゃないだろうか。

 任天堂ハードは元々壊れにくいことで有名ではあったんだけど、joy-conは完全にその神話をぶち壊したとすら思う。

 joy-conの改良は最優先の課題だと思うので、出来れば早期に取り組んでほしい。すでに遅すぎるくらいだけど、やらないに越したことはない。

 

 新型発売のリークは前から何度か出ていて、E3で発表がなかったときに記事を書こうかと思ったけど書かなくてよかったぁ。Nintendo Switch Liteのときと同じく赤っ恥をかくとこだった。

 記事はちゃんとチェックしていないのだけど、今回のリークは何処まで当たったんだろう。とはいえ、有機EL採用の新型なんて話は結構前から出ていたし、当たった部分があっても別にすごくは無いけれど。

 ああいう人たちは何度も何度もリークを出し続けて、微調整しながら当たるまでやるスタイルだから、止めなければいつかは当たるんだよね。それでいて信じて買い控えする人も出るので迷惑千万。

 

 次に話題で出てくるのは次世代機かな。どんな次世代機が出てきますやら。再来年くらいになったら次世代機予想記事とかも出すと思うので、それまで続いてれば是非お読みください。

*1:ちなみにPS4の発売が2013年(海外)、PS4 Proの発売が2016年、PS5の発売が2020年。3DSの発売が2011年、3DS LLの発売が2012年、2DSの発売が2013年(海外)、New 3DS( LL)の発売が2014年、Nintendo Switchの発売が2017年、New 2DS LLの発売が同じく2017年。

デスストとフロムとFFIXアニメの雑談_20210702

 『DEATH STRANDING』のディレクターズカット版が発表。

 FF7Rと同じくPS5向けの増補版なのかな。よくあるGAME OF THE YEARエディションかともおもったけど、すでに1年半経ってるからさすがに違うか。

 映像のシーンが増えるのであれば、それなりの追加がありそうだけど、どーなんだろ。欲しいけど、分量と値段次第かなぁ。

 

 『Elden Ring』の続報を発表。『ダークソウル』などを開発したフロムソフトウェアの新作。

 フロムソフトウェアの作品は難しそうで手を出してなかったんだけど、インタビューを読む限り、いろいろ楽しみ方がありそうな作品。

 フロムソフトウェアの作品も評判がいいので、やれるもんなら一度手を出してみたい。

 

 FFIXがアニメ化されることが発表。

 まだ子ども向けに製作するとしか発表されてないけど、媒体はどこなんだろ。

 ネトフリとかなら、媒体のイベントで発表するはずなので、まだ配信先とかは決まってなくて製作だけ決定とかかな。

 ぶっちゃけFFVII以外の古いFFでこういう展開があるのは珍しい。日本でも観れる日を楽しみに待ちたい。

 

 分量が少ないけど、このまま更新しないとずるずる遅くなりそうだから更新してみた。

 また記事が書き上がり次第、更新します。

JUDGE EYESをクリアしたよ

 JUDGE EYESをクリアしました。龍が如くの経験を活かして、龍が如くスタジオが開発した完全新作。

 舞台は龍が如くと同じ神室町であるものの、元弁護士の探偵を主人公に据え、まったく新しい物語に挑戦しました。

 

 基本的なゲームシステムは龍が如く*1と同じ。

 神室町を舞台としたオープンワールドの中を、物語に従って東西南北に走り回る。その途中でたまにチンピラに絡まれるなんてこともありながら、物語を堪能していく。

 バトルシステムは龍が如く6で一度リセットされたりもしましたが、JUDGE EYESではほぼほぼ龍が如く0くらいに戻っています。

 つまりゲームの基本的な出来に関しては龍が如く印がついており、安心して遊べるレベルのものが保証されている。龍が如くでつちかった経験が見事に反映されていると言っていい。

 

 芸能人キャストの採用に関しても大成功だったと思います。主人公の木村拓哉さんはさすがの存在感で、木村さんが主人公でなければ、この作品が成立しなかったのは間違いない。

 他のキャストも活き活きしていて、龍が如くシリーズを含めて過去の作品でいちばん芸能人を採用した意味があった作品だと思います。

 その中で残念だったのがピエール瀧さんの降板。自分は新価格版で遊んだのですが、羽村ピエール瀧さんでないことを悔やんだことが何度もありました。

 最終的に新価格版で遊んだ身で言うのもなんですが、オリジナル版を手に入れて遊べる環境にあるのであれば、どーにかしてオリジナル版で遊んだ方が間違いなく楽しめると思います。

 

 物語は大きな欠点が散見されたものの、全体としてはメリハリが効いて楽しめました。

 龍が如くスタジオが任侠ものの縛りから解き放たれ、魅力的な主人公を手に入れるとここまで素晴らしい物語が描けるのだと感心しました。

 八神探偵事務所や源田法律事務所、松金組などの面々も魅力的で、探偵と弁護士とヤクザの世界観を上手くまとめ上げた気がします。

 ある意味では龍が如くシリーズよりも任侠ものを描いている部分もあって、その意味でも楽しむことが出来ます。

 龍が如くの手法を引き継ぐ演出や展開などは流石に上手いし、唸らされる部分も多々あるので、その部分だけでも遊ぶ価値はあるでしょう。

 

 ただ、龍が如くではあまり求められなかったけど、JUDGE EYESでは必要になる要素が致命的に弱い。

 特に謎を推理する部分が致命的。いちばん重要な事件の大枠を整理してまとめ上げていく部分が、事実を積み重ねて結論を導くのではなく、仮説を積み重ねて事実が明らかになったように見せかけているだけなので、どうしても消化不良感が残る。

 "ミステリ"ではなく"サスペンス"なので問題ないとの認識なのかもしれないが、いくらサスペンスでももう少し上手くまとめ上げるべきでしょう。

 リーガルを冠する作品にしてはあまりにもお粗末。序盤の羽村の裁判関連はその辺上手く出来ていたので、終盤も似た感じでやって欲しかった。

 時期的にもう遅いけれど、次回作があるなら龍が如くの第1作で馳星周さんをシナリオ監修に入れたように、法律ものに強いミステリ作家を監修に入れるべき*2

 

 あと、八神が不法侵入をするシーンが多すぎ。ヤクザの事務所など、相手側にも後ろ暗いところがある場所で問題にならないのはわかるけど、病院に大っぴらに不法侵入して逮捕までいかないのは流石に異様に映る。

 最後の最後の展開もなぁ。ラストシーンの場所をあそこにしたかったのはわかるけど、そこまでの展開が雑すぎる。ラ・マンでの戦いをバトルの最後にして、法廷で色んな人を追い詰めて終了でよかったんじゃないか。ただ、法廷劇ができるほどに論理が詰められてなかったからああいう終わり方をするしかなかったんだろう。

 龍が如くだと勢いでいけたものが、JUDGE EYESでは勢いよりも論理や法律が重要であることから大きい粗になっている部分が多い気がする。法を扱うなら論理は絶対的に重要なので、新作での改善を期待したい。

 

 バトルシステムは龍が如く印で楽しいのだけど、その他のチェイスバトルや尾行などのシステムがイマイチ。

 チェイスバトルは出来の悪いリズムゲームにしか見えないし、尾行は意地悪な部分が目立ってあまり楽しめなかった。

 龍が如くの長い歴史で洗練されたバトルシステムと比較するのは酷かもしれないけれど*3、もう少し練り上げて楽しめるものにして出して欲しかった。 

 

 すでに書いているけれど、龍が如くの資産を引き継げる部分は洗練されているのだけど、新しく追加したものがその品質に追いついていない印象が強い。

 それでも腐っても龍が如くスタジオなので十分に楽しめる作品に仕上がっているし、謎の解明の部分でモヤっとした人が多くいたとしても、全体として不満を持つ人は少ないんじゃないか。

 遊んでない人も多くいる作品だとは思いますが、龍が如くシリーズよりも多くの人に受け入れられそうな内容ですし、特に限界まで値下がりした現在なら買って損はない作品になっていると思います。

 未プレイで何か新しいゲームを遊びたい人がいれば、是非とも手に取ってみることをオススメします。

 

 

*1:ここで龍が如くと書く際は特に記載がなければ桐生一馬主人公の作品を指しています。

*2:JUDGE EYES発表時の感想でまったく同じことを書いてた。 http://tekitougame222.hatenablog.com/entry/2018/09/11/000037

*3:チェイスバトルも何気に龍が如く3からあるのだが、龍が如く3チェイスバトルが激ムズすぎたんだよなぁ。そこから何度かシリーズに追加されることがあるものの、簡単にはなったが面白さを洗練させる方向には行けてない印象がある。

Nintendo Direct E3 2021が配信されたよ

 Nintendo Direct E3 2021が配信されました。

 来年の作品も結構発表されるのではないかと警戒していましたが、そんなことはなかったぜ。

 スプラトゥーン3のような予想外の目玉作品はなかったですが、扱った作品、扱わなかった作品含めて、割と予想通りの配信だった気がします。

 前に6/18(金)頃に投稿すると書いたのだけど、思いの外、早く書き上がったので早めに投稿してみる。

 

 スマブラに『鉄拳』からカズヤ参戦。

 ついに来た。スマブラはfor時代から開発にバンダイナムコが参加しているので、いつかは鉄拳から参戦があるとは思っていたけれど、ついに参戦。

 twitterで読んだ話だとfor時代に桜井さんが鉄拳はいろいろ特殊すぎて参戦無理と仰ってたようなのだけど、何らかの手段で解消したのかな。つかいかた動画の配信が楽しみ。

 鉄拳は国内ではあんまり認知度が高くないらしいけど、格ゲーとしてはストII以上に売れているらしいし、リュウやテリーが参戦している状況では参戦に問題はないでしょう。

 スマブラ参戦最後の1人は誰になるのかな。順当に考えるとポケモンの剣盾御三家あたりが来そうではあるけど、サプライズにも期待したい。おそらく発表は9月のNintendo Directなので楽しみに待ちます。

 

 『マリオパーティ スーパースターズ』発表。

 マリオパーティは発売されるんじゃないかと思ってたけど、本当に出た。配信の中では64のボードを使ってるなんて話もあったが、過去作品リミックスした作品みたい。

 本当は来年に北京五輪があるから今年は出ないんじゃないか、予想を外したかと思ってたけど、無事に当たってうれしい。

 

 『メトロイド ドレッド』発表。

 2Dの探索型メトロイドの新作が19年ぶりに登場。

 映像を見たときに3DSの『メトロイド サムスリターンズ』が影響しているのかなと思ったけれど、どうやら『メトロイド サムスリターンズ』の出来がよかったから開発された新作らしい。

 この作品も評判がよければ定期的に新作が発売されるシリーズに返り咲く可能性もゼロではない。ぶっちゃけ現在の任天堂は決まった人気IPの新作ばかりで閉塞感が出ている部分もなくはないので、そこに風穴を開ける作品を期待したい。

 

 『おすそわけるメイドインワリオ』発表。

 メイドインワリオの新作が登場。WiiUの『GAME&WARIO』で大幅に路線変更したことからメイドインワリオの新作はもう出す気がないのかなと思ってたら新作が出た。

 メイドインワリオ関連のキャラクターを利用して瞬間アクションが出来る作品だそうで順当進化なんだろうなぁ。瞬間アクションの完全新作としては15年ぶりくらいみたいだけど、どれだけ売れるんだろう。

 

 『Mario + Rabbids Sparks of Hope』発表。

 Ubisoftの配信ですでに発表されていた作品。前作の感想でも書いたけれど、UbisoftWiiU3DS時代にソフトをちゃんと供給してくれた数少ないソフトメーカーなので、続編が出るまでいったのはは本当によかった。

 どんな作品になってるのかはわからないけれど、前作が面白かったので新作ではそれを上回る面白さを期待している。

 

 『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のエキスパンションパス 第一弾の内容が発表。

 新しい武器はフレイルとバイク。新しいプレイアブルキャラはガーディアン。スッパ参戦じゃないんですね、スッパが参戦して欲しかったです。第2弾では是非。

 新しいチャレンジとかも追加されているけれど、遊ぶのはとりあえず保留かな。11月の第2弾で新たなストーリーとステージが配信されるようなので、その際にまた遊ぼうと思います。

 

 ゼルダの伝説シリーズゲーム&ウォッチが発表。

 特定シリーズ作品を収めたゲーム&ウォッチは、去年のマリオに引き続き第2弾。今回はファミコンゼルダの伝説リンクの冒険ゲーム&ウォッチのアレンジ作品に加え、ゲームボーイの夢を見る島も収録。

 ブレスオブザワイルド続編を期待しすぎていたので、最初、違うそれじゃないと思ってしまったのは内緒です。

 マリオは2作品+1だったけど、ゼルダは3作品+1でかなり豪華な印象。

 マリオと違って期間限定の告知がなかったけれど、こちらはしばらく売り続けるってことでいいのかな。とはいえ、生産が続くとも限らないので欲しい人は早いとこ手に入れましょう。

 

 『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』続編の新PVを発表。

 続編を出すにしても物語が続くのであれば、フィールドを大きくいじることは出来ないはずだけどどーするんだろうと思ってたら、空を舞台にするのか‼︎

 やるなら天変地異を起こしてフィールドを大きく変えるとかじゃないかな、それでも大きく変わらないよなと思ったら順当に行ける場所を増やすんだなぁ。

 2年前の最初のPVが地下だったことからすると、他にも行ける場所が増えている可能性が高いし、どんな作品になってるのか、引き続き期待です。

 

 

 飛び上がるほどの新情報はなかったけど、順当に期待に応える作品が発表された配信だった気がする。

 そもそも一昨年までのE3の配信は春までに発表したその年に発売される作品の追加情報がメインで、新作の発表はあんまりなかったのよ。

 なので、コロナ禍で春までに発表済の作品が少なかったことを除けば、E3に対する任天堂のスタンスは一昨年までと基本的に変わっていない。

 変わったのはこれまでよりも直近の作品だけを発表する傾向が強くなったことかな。コロナ禍だからだと思うけれど、今回も秋までに発売のソフトしか紹介していない。

 

 てことは、今回発表していない年末に発売される作品がまだある気がする。現在発表されている作品の中で年末年始に発売予定の作品はポケモンダイパリメイクだけだから、任天堂からあと1作品くらい未発表の作品がありそう。

 予想では3Dマリオ新作ではあるけれど、本当に3Dマリオ新作が控えていればさすがにE3で発表される気がするから別作品かな。

 去年も9月頃に『スーパーマリオ3Dコレクション』と『ゼルダ無双 厄災の黙示録』が発表されたなんてことがあったから、今年も9月のNintendo Directで年末発売の新作が発表されるなんて展開があるかもしれない。

 予想も踏まえて考えると、3Dマリオ、カービィあたりが来そうな気がするけど、どーなんやろ。

 言ってはなんだけど、いま発表されている今年発売の作品は年末商戦を支えるにはどーにも弱いから、何らかの目玉作品がありそうな気がするんだよね。

 何が来るのか来ないのか、期待して待ちましょう。

 

 次のNintendo Directの配信はおそらく9月。去年にやった今年発売の任天堂作品の答え合わせと、来年に発売される作品予想もその前後に投稿します。

 あとE3扱いだったのかはわからないけど、ちょっと前に配信された「Summer Game Fest」の感想をあげてなかったので余裕があればそのうち上げます。