ゲンロン8批判のあとがきのようなものとスマブラSPと何かの雑談_20180630

 ゲンロン8批判を書き終わりました。

 検証部分はだいたい知っていたので楽だったんですが、いろいろ言いたいことがありすぎて、そこをどーにかするのに難儀しました。

 どうせ任天堂ファンだからああいうことを書くんだろうと言われそうですが、半分正解です。ただ、ここまで積極的に動くかどうかはともかくとして、他の作品で同じことがあっても同じ意見にはなると思います。

 どういう作品が贔屓されてるかとか言い出したら、米国の人は米国の作品、英国の人は英国の作品を贔屓するのは当たり前なんですよね。いろんな人の贔屓を含めた主観的な評価を集めて、出来るだけ客観に近いものを提示するのが多くの賞の意義だと思います*1

 逆にいえば、主観の集まりである以上、偏ってない賞もまた無いわけで、賞ごとの偏りを踏まえた上でどの賞を何がとったかを楽しむべき。その上で賞自体を批判するのは有りですが、作品の評価を貶める方向に使うのは無しでしょう。

 そもそも東浩紀氏は本業の方でああいう批判をたびたび受けてて怒ってたことがあるはずなんですよ。それなのにああいう発言を残すのは本当に謎です。

 

 任天堂作品が褒められないと許せない人と思われるかもしれませんが、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」も「スーパーマリオオデッセイ」も自分の評価は微妙です。

 ゼルダオープンワールドをよく知らないことや自分の評価軸が物語重視なのが理由ですが、「スーパーマリオオデッセイ」ははっきりと前作のスーパーマリオ3Dワールドの方が面白いと書いています。スーパーマリオ64スーパーマリオ3Dワールドの出来を考えれば、もっと面白くなったんじゃないかと思います。

 「Horizon Zero Dawn」は遊んでないのでわかりませんが、PUBGの方が面白いと語るのはわからんでもないです。あっちのが刺激的だし。だからといって、受賞を安直に否定するのはダメです。本当に面白いと思うなら、自分の言葉でちゃんとPUBGのが素晴らしいと主張しないといかんでしょう。

 

 読み直してて思ったんですが、黒瀬氏と井上氏は確実に任天堂作品が贔屓されてると印象付けをしようとしていたんですが、さやわか氏は黒瀬氏の発言のあとにまともなPUBG談義に戻そうとしているんですよね。ただ、そのあとに井上氏にぐいっと元の流れに引き戻されてて、巻き込まれ事故みたくなっていました。

 まともな評論や批評になり得るチャンスはあったにも関わらず、それをつかみ損ねて元の流れに戻ったのは残念としか言いようがない。

 こういう評論とかで、任天堂作品が安易に批判されたり、馬鹿にされたりとかはありがちなんですが、なぜ評価されてるかわからない、まともに批評できないなら、むしろ扱わないで欲しいといつも思います。

 

 

 スマブラSP。桜井さんのファミ通のコラムを読みました。

 開発期間の短さを心配していたのですが、今作では前作の開発チームと引き続き開発を行うようです。おそらく素材の流用などのたくさん行われるでしょうし、作品がコンパクトになったり、隅々まで手が届かないんじゃないかという心配は杞憂になりそうです。

 スマブラが続くとしても、全員集合はおそらくこれで最後だとも書かれていましたが、それはそうだろうとしか言えないです。今作ですら、正気ですか???と思うくらいのもんで、ありがたいです。欲は出てしまえばキリがないですが、無理のない範囲で楽しいものをつくってほしいです。

 ただ、そうなると次作は大幅なリストラなんてこともありそうですね。初代当初は人気があったけど、長らく新作が出てない作品とかもありますし、新旧あわせて居なくなるキャラがいそうな予感。ともあれ、すでに生産中止になっており、遠からず手に入りにくくなる可能性のあるWiiUが最後のスマブラにならなくてよかったと思いました。

 あと、桜井さんがそれなりに楽しんでスマブラをつくってると仰っておられたのも地味に嬉しかったです。

 

 今作から新しくダッシュファイターなんつーのが出来るらしいんですが、DXのモデル替えキャラとどこが違うんでしょ。

 前作で新しくモデル替え扱いで追加された2キャラはダッシュファイター扱いだけど、ドクターマリオとかファルコは別枠みたいで、そこんところはよくわからない。

 しかしガノンドロフ任天堂の看板作品のキャラなのにずーっとキャプテンファルコンのモデル替えキャラのままだったから、今作では改善されたらしくて本当に嬉しい。使うのが本当に楽しみだー。

 

 E3からNintendo Switchに配信されたフォートナイトに関して、PUBGと著作権侵害裁判してるから遊ぶのは微妙だよなぁと思ってたら、取り下げたらしい*2

 わーい、これで遠慮なく遊べるねー‼︎‼︎‼︎

 

 ミスiD*3を一昨年くらいから追いかけてるんですが、今年はいろいろ問題発言が多い人が選考委員になってしまって大変心配。

 ミスiDは受ける人にはギリギリな人が割といて、選考委員にはそういう人をじっくりと観察する心意気が必要だと思ってるんだが、あの人は対極だからなぁ。

 ギリギリな人をカウンセリングしてまた直させるというよりと、トドメを刺して取り返しのつかないことにしそうな予感すらする。

 twitterで眺めてる範囲でも同様のことを危惧していた人がいたけど、最悪の事態なんて嫌だよってのは、書いておきたい。

 

 いろいろあったので早い更新になりましたが、次の雑談は割と先になると思います。それでは。

*1:当たり前の話ですが、すべての賞に当てはまるものではありません。1人の主観的な評価で決まる賞もあります。それはその賞がどういう価値をユーザーに提供しようとしているかの違いだと思います。

*2:jp.automaton.am/articles/newsjp/20180628-71015/amp/

*3:講談社が主催しているミスコン