M-1グランプリ2018を観たよ

 今年もM-1が終わりました。今年は用事があって、当日に見れないかと思ったんですが何とか早めに終わって、ネタバレを見ることなく追っかけ視聴で視聴しました。いやぁ、面白かった。

 途中までどうなることかと思いましたが、最終的には大満足。最終決戦の3組に文句がある人はあまりいないんじゃないでしょうか。

 

 優勝は霜降り明星。実力のあるコンビと聞いていたものの、ネタを見たことはあまりなく。R-1で初のコンビでファイナル進出で勢いに乗っていたところで、そのままM-1で優勝するとはなぁ。

 若さにあふれて勢いがあるネタで、あそこで貯まっていた空気の爆弾が弾けたように感じたし、終わった後に拍手してしまった。

 霜降り明星の勝因は出番順とかもあるけれど、ネタの早い段階から笑かせに来ていたところじゃないかと思う。出てきて、ネタの一拍目から笑かせようとしてたし、そこから笑いの流れを止めることなく4分間を終えることが出来た。その辺りがゆにばーすとかとの差だったんじゃないかなぁ。

 

 和牛はなぁ。面白いのは知ってる。みんな知ってる。誰しもわかってる。だからこそ、それ以上を求められるのがつらいよなぁ。

 ネタも技術も匠の域だし、他よりも確実に頭一つ二つ抜けてる。今年もネタを見れて嬉しいし、毎年新しいものを出してくるのはすごいとも思う。

 ただ、コンテストだと、新しいものがよく見えるし、面白いとわかってるコンビは自然とハードルが高くなるんだよなぁ。報われて欲しいが、ハードルが高くなりすぎてるだけに、M-1だと難しいだろうなぁ。

 

 ジャルジャルは去年に引き続きのネタ。去年の松本さんのコメントから受け入れられやすい雰囲気はあったものの、どうしても2本目が弱かったのが致命的。

 1本目は面白かったねぇ。去年である程度手の内が見えていても、ちゃんと面白いものを作ってくるのは流石。あとは出番順と2本目だったんだろうなぁ。

 

 トム・ブラウン。明らかに今年の色物枠。王道しゃべくり漫才のミキの後という出番順にも恵まれ、最終決戦には届かなかったものの、見事爆発。

 なんやあのネタとしか言いようがない。ネタの詳細まで思い出せるけど、何がなんだかわからない。けど、笑える。

 2本目のネタのネタばらしをしたのは正解だっただろうなぁ。あれで2本目のネタを見たいと思った人は多いだろうし、どこかの番組に呼ばれるでしょう。

 

 敗者復活戦はミキ。こちらは映像を見たわけではないし、ミキは実力的には納得なのだけど、プラスマイナスがラストイヤーだったので上がって欲しかったなぁと思った。こればっかりはいろんな要素が絡むんで仕方ないけど。

 ただなぁ、復活してから毎年思うけど、敗者復活戦のシステムは昔のM-1の形式に戻して欲しい。視聴者投票だと、どうしてもネタ順が後のコンビとか、知名度のあるコンビが有利になって、ジャイアントキリングが起こりにくい気がする。

 投票する人も全員が全部のコンビを見ているとは限らないからなぁ。現地で観ている人の投票のがフェアでしょう。

 

 そんなところかなぁ。すべてのコンビの感想は勘弁してください。ネタ順が重要だとも思うし、今回は最後の方で弾けたわけだけど、去年みたく中盤で弾ける可能性もあるし、運だよなぁ。

 審査員の選考も、何組か特定の審査員が突出した点数をつけてどうなるかと思ったけど、最終的にはいい具合に収まった気がする。最初にも書いたけど、この3組が残るのは納得感が高い。

 いやぁ、本当に今回もいい大会でした。霜降り明星はおめでとう。若いし、活躍に期待します。来年のM-1も楽しみだー。