面白くないものを語るのは本来は不思議な行いのはずである

 あれこれは面白くないと語る人はいるけれど、面白くないものの感想を語るのは本来は変な行いなんですよ。

 何故なら普通は面白くないものには触れないはずだから。触れたのに面白くないとなると、では何でそれに触れたんですか?となってしまう。

 

 例えば大河ドラマの「どうする家康」が面白くないと言っている人がいる。じゃあ、その人は何故「どうする家康」を観たのか。

 たまたま1話だけ観た、ちょっとだけ観た、予告だけ観た、全部は観てないけれど、何かしらの理由で観たのかもしれない。ただ、果たしてそれで面白くないと感想を語るべきか。

 ただそれでも毎年大河ドラマを観ている人であれば、例年の大河ドラマと比較して「どうする家康」が面白くないと言えるかもしれない。

 

 では、"大河ドラマ"は面白くないなら言えるのか。他のドラマと比較して面白くないなら言えるかもしれないが、何故わざわざあれだけ分量の多い大河ドラマを面白くないのに観ているのか。

 これが国内ドラマは面白くないとか、日本の実写が面白くないとなると訳がわからなくなる。果たして貴方は本当に国内ドラマを観たのか。どれだけ観たのか、評判がいいものをちゃんと観たのか。

 ちゃんと観たとして、貴方に見る目がなかっただけではないのか、相性が悪いだけではないのか、貴方の理論に反する作品もあるのではないか、そういう作品もあるなら全体を否定するのは良くないのではないか。

 

 ちゃんと作品に触れて面白くないは現実にあり得るにしても、あるジャンルを面白くないと言っている人を見ると、それは貴方が十分な数の作品を観てないから、たまたま相性がよくなかったからじゃないかと思ってしまう。

 別に興味がないものにわざわざ触れる理由はないし、批判をする理由もない。別のジャンルを批判すれば、ファンが増えるかといえば増える訳がないし、得することはほとんど無いだろう。

 やるのであれば自分が触れて楽しんだ作品を褒めること、それより何より触れて語ることが大事です。触れましょう。楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 余談。気まぐれにこんなん書いたけど、また自分の首を絞めて、書きにくいことが増えるだけなんだよな。嗚呼。

 まぁ、遊んでない作品を評判が悪いと書くことはあっても、面白くないと書くことはないからいいけどさ。書いてないはず。はず、はず。

 十分に触れてないジャンルの批判は気をつけましょう。触れてないジャンルはなくても、10年前、20年前の感覚で現在のジャンルについて語ることはありそう。

 自分もゲームはまだ語れるけど、他のジャンルを語るのは難しい。ジャンルの中で、さらに絞れば語れるかもしれないが、それくらいか。 歳をとると、昔の感覚で批判しがち。気をつけましょう。

 ちょっと違う話だけど、最近ブックサンタをしようと書店に行ったんだけど、目星をつけてた本が全然売ってなくて凹んだ。小説をちゃんと読んでたのは20年前だもんなぁ。

 30歳を過ぎたら、現在積極的に触れてないジャンルを語る際は年齢と、最後に自分がちゃんとそのジャンルに触れた年齢を確認した方がいいです。恥をかかない為の豆知識。