今年の1月は何故かドラマをたくさん観まして、その数なんと4本。
アニメだとそれくらい観てたことはあるけど、ドラマだと自分史上最多ではなかろうか*1。
ちなみに4月はドラマアニメを含めて一本も見てない。普段はそんなもの。
せっかくなので、見たドラマの感想をつらつらと書いてみる。
観た作品は、住住、カルテット、バイプレイヤーズ、山田孝之のカンヌ映画祭の4作品。
1月クールはシェアハウスものと、本人役ものが多くて、それに当てはまる作品だけを観ました。
あと、自分は役名を覚えない人なので、役者名で書いてます。他意は無いです。悪しからず。
住住
シェアハウスあんど本人役もの。バカリズム、オードリー若林、二階堂ふみが本人役で出演。
肩の力の抜けたドラマで、同じシェアハウスものでもカルテットとは好対照。ただ、根っこの部分では似ている部分もあると思ったりする。
セットにしても、EDにしても、脚本にしても割と作り込みがされているのに、それを意識させない雰囲気が素敵。
コタツに入って、だらだらと観る感じなのだけど、細かいところにもすごい凝っていて、手を抜いていない感じがいい。
バイプレイヤーズ
同じくシェアハウスあんど本人役もの。日本が誇るバイプレイヤーズ 6人が集まって同居生活。そこで起こるドタバタを描いたコメディ。
これだけの役者が揃えば何かが起こると思ったんだけど、ちと期待外れだった。
自分としては作中作のバイプレイヤーズみたいなのを期待してたんだけど、それは他で観られるとの判断か、コメディになったのは残念。
おじさんたちが無理をしてる感じがどーにもダメなのと、描かれ方が綺麗なおじさんなのでリアリティがない。
だってさー、あれだけおっさんが集まって家事が万能、掃除は行き届き、下ネタとかの汚い話は皆無、酒でダメになったりもしないなんてのは、ちょっとあり得ないでしょう*2。
役者の演技やバイプレトークを聞けたのは楽しかったけど、本人役ならもっとご本人の魅力を出して欲しかったなぁ。キャラ付けされちゃって、魅力が丸くなっちゃったのは残念。
ただ、最後の最後の役所広司さんがシェアハウスを訪れて、実際の撮影風景と作中の風景が混ざり合うところはゾクゾクっときた。
カルテット
シェアハウスもの。世間的に 1月クールで最も評価が高かったドラマがこれ。
主役の役者陣が豪華で、センスの塊みたいな作品ではあったのだけど、やりたいことの肝の肝みたいなところは、住住と意外と近いのかなぁと思った。
主役の4人が素晴らしいのは当たり前だけど、アリス役の吉岡里帆さんがすごくよかった。このメンバーの中で埋もれずに狂言回しの役目を見事に果たしたのは立派。
サンドウィッチマンの富澤さんに色目を使ってから退場までの流れは脚本家からのプレゼントだろうねぇ。
ちなみにこの子はサークルクラッシャーみたいな評判があるみたいだけど、どっちかってーと金に執着がありすぎるだけだと思う*3。
あとはイッセー尾形さんか。もうね、一話は最高でしたね。最終話まで観て、カルテットのすべてが集約されていたと思える一話。そしてベンジャミン瀧田。
最終的なアレコレは賛否両論ありそうな作品ですが、第1話からこの作品でやりたいことを探ってみると、風呂敷を広げすぎたからややこしくなっただけで、あれでよかったんじゃないかなぁと思います。
山田孝之のカンヌ映画祭
本人役もの。間違いなく今回最大の問題作。今年といっていいかもしれない。
これに関してはドラマといっていいのかもわからん。ドラマとドキュメンタリーのギリギリの線を狙っている感じ。
何処までを狙っていて、何処からが天然なのかはわからんが、観ていてひたすらにヒリヒリした。
完全な作り物では得られない緊張感があるし、こちらが試されてそうな部分すらある。それがたまらない。
この作品に関して、フィクションなのか、ドキュメンタリーなのかを判断しようとするのは野暮。ドキュメンタリーであり、なおかつフィクションなのだと思う。
ただ、最終回だけが残念だったかなぁ。最後の一話であの展開にしたことで、丸く収まってしまった感じ。
あれをやるなら、あれで数話くらい使って、山田孝之と芦田愛菜のやりとりもちゃんと出して、視聴者を説得して欲しかった。
ちなみにいちおうの続きとして山田孝之3Dがあるんですが、自分は果たして観に行くんだろうか。
以上、ざざっと一気に書いた4作品の感想でした。
書きながら思ったけど、中途半端な長さだし、まとまってないから雑にまとめたけど、普通の人だとこのくらいの長さでちゃんとまとめて出すんだろうなぁ。
次にこういう記事を書くときはもっとちゃんと書けるように勉強します(´・ω・`)