ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドをクリアしました。
あんまりオープンワールドのゲームはやったことがないのでちゃんとした比較はできないんですが、最初のチュートリアル部分をクリアすれば行きたいところにすべて行ける。オープンワールドの面目躍如みたいな作品でした。
世界すべてがアスレチックみたいなものだし、祠はたくさんあってパズルも楽しめるし、強い敵も弱い敵もいて、武器を集めたりもできるし、料理も楽しめる。
時間がいくらあっても足りないんじゃないかというくらいにかなり遊び倒すことができます。
ただ、ストーリー部分は最近の作品にしてはかなり短い。だから、お話を長く楽しみたい人にはつらいかも。
祠の攻略をどれだけやるかや、謎解きにどれだけ時間が掛かるかにもよりますが、本当にストーリークリアだけを目的にして、上手い人がやればかなり短い時間でクリアも可能だと思う*1。
とはいっても、普通に遊んでいれば行きたいところややりたいことが見つかって、一日で終わるなんてことはないと思いますけど。
短い分だけ、話は濃密。いろんな想いが詰まっていて、話としての満足感は高い。
やれることはたくさんあるんだが、やりたくないことはやらないこともできる。
実は私はかなり変則的なプレイをしていて、祠はほとんどクリアしていない。最初の4つと、ある重要アイテムにからむ3つだけ。
それでも十分に楽しめるし、ストーリーもクリアできる。がんばりゲージが上がることもないですが、だいたいの場所には難なく行ける。いざとなれば料理で上げることができるので問題ない*2。さすがに戦いはそれなりに苦労しますが。
自分はパズルを解くのがあまり好きではなくて、それが嫌なので祠を無視して進んでたんですが、困ったのはある重要アイテムが入手できないくらいですね。
あれは料理でどーにかできないみたいだけど、仕様なのかな。バグじゃないかと睨んでたりするんだけど、どこかで改善されるとうれしい。
他には収集要素もあって、武器や敵キャラの写真を集めないといけないんだけど、それもお金を払えばコンプリートできたりする。
全体的にストレス要素はできるだけ無視できる仕様になっている印象を受ける。
個人的には塔を踏破してマップを広げていくところと、ラストダンジョンであるハイラル城の探索が面白かった*3。
塔を踏破するのは、祠と違って目的地が目に見えているので、探すストレスがなく、発見して登ることさえできればマップ情報というわかりやすいご褒美が手に入るのがよかった。
本当、塔を踏破するのが楽しすぎて、すべての塔を制覇したときはこのままリセットして、もう一度最初からやり直そうかマジで迷ったもの。
その点、祠はそんなに楽しくない。いちおうレーダーはあるんだけど、ポンコツすぎて遠いところで反応したり、逆に近いのに全然反応しなかったりするし。なんなんだろうあれは。
ハイラル城は最後というだけあって、各所に敵がいて、一気に狙われたら終わりというスリルのなかで攻略していくのが爽快でした。ボスにいい武器を残しておきたいから、あえて敵と戦わずに上を目指したりとか。これがまた楽しいんだ。
ラスボスも適度に歯応えがあったし、面白かったんだけど、正直なことをいえば、もうちょっとだけこういうダンジョンが欲しかったなぁ。
ハイラル城以外のダンジョンは謎重視なので、本格的に敵と戦いながら攻略するダンジョンはここだけなのよね。こういうダンジョンが他にもあると嬉しかったかな。
総じて満足度は高いです。それはオープンワールドをどれだけちゃんと丁寧に、ずっと楽しめるようにつくるかを考えられているからだと思います。
反面、それでストーリー部分が犠牲になってしまって、極端に短くなってしまったってのもあるんでしょうけど、それは取捨選択の結果なんでしょう。
その代わりといっちゃあなんですが、自由度はめちゃくちゃ高いです。いろんなところに行けて、いろんな試行錯誤ができる。面白い何かを発見すると、それをずーっとやりたくなる楽しさがある。
大きいコンテンツは少ないけれど、細々とした楽しいことはたくさんある。物語の中に入り込みたいひとには理想の作品かもしれない。
人によって楽しむところ違うだろうけれど、私にとってはやっぱり上の2つですね。スタートからチュートリアルをやって、塔を制覇して、ハイラル城を攻略ってだけで何周もできそう。
塔をほどんど制覇してから、事情があって最初からやり直すことがあったんですが、同じ作業をしてるはずなのに全然違う攻略の仕方ができて面白かったし、やりがいが半端ない。
もう100時間以上遊んでいるみたいだけど、倒していない強い敵はたくさんいるので、いくらでも遊ぶことはできそうな予感。どこまでやるかはわかんないですけどね。
いちおうクリアはしてるので、これまでみたいにのめり込むことはないとは思いますが、次のゲームをやるまではちびちびと楽しんでいきたいと思います。